電気技術工学科 department of electrical technology engineering
- 「専門士」(短大卒同等)の称号付与
電気技術⼯学科の特⾊
特色1経済産業大臣から
指定認可!
電気・電子・通信の
3つを学べる!
私たちの生活に欠かせない電気。普段の生活では快適な暮らしを供給し,災害時には人々の命を繋げる最前線に立つのが電気技術者です。電気が関わる業界は多岐にわたりますが,専門性を深めながらも幅広い範囲のことを学んでいくのが本学科の特長で,経済産業大臣より電気工事士養成施設として指定認可を受け,南九州では唯一の電気・電子・通信の3つを学べる学科として先端分野の技術者を目指した授業展開を行っています。
特色2進路決定率100%!
電設業から
技術系国家公務員まで就職の幅も広い!
鉄道・高速道路など交通インフラや,空港・ビル・ダム施設などの大型建造物の電気設備を設計・維持・運用・管理・監督する電設業,また,警察活動に不可欠なデジタル通信網,情報通信基盤の構築,保守管理を行う警察庁技官まで希望に合わせた就職ができています。ちなみに,警察庁技官になるには,通常,採用試験の1次・2次を通過後,警察局官庁を訪問し面接を突破しなければなりませんが,工学院では,1年次に第一級陸上無線技術士の試験合格を目標にすることで,書類審査・作文・面接のみになり,国家公務員への近道になります。
特色3卒業と同時に国家資格
「第⼆種電気⼯事⼠」の
免許を取得できる!
鹿児島工学院専門学校・電気技術工学科は経済産業大臣から第二種電気工事士養成施設の指定を受けた教育機関です。これにより,本学科のカリキュラム修了者には,国家資格である「第二種電気工事士」の免状が付与されます。
特色4さらに上を⽬指す国家資格
「第⼀種電気⼯事⼠」も
合格率96.7%の実績!
第二種電気工事士が住宅や店舗など600V以下で受電する比較的小規模な電気設備の工事に対応できるのに対して,第一種電気工事士は,最大電力500kW未満のビル・工場などの大規模な現場での工事にも対応できます。大型施設や大型機材の設計から施工(電気配線など),管理(定期点検)まで,幅広い業務が行えます。これらは,有資格者のみが従事できる業務のため,第一種電気工事士は電気工事のスペシャリストと言えます。
特色5第⼀線で活躍する
プロから学べる!
外部講師制度を導⼊!
本学科は,(一社)鹿児島県電設協会および(一社)九州電気管理技術者協会の協力のもと,「特別外部講師制度」を導入しています。日々の授業で常勤講師が電気理論や電子工学などの基礎を懇切丁寧に指導し,非常勤講師も含め基礎力をベースに応用力を向上させる講義を行い,その上で,特別外部講師が最先端技術を使った実習や現場での校外研修を行うことにより幅広い電気業界の実状まで学べています。また,電気業界の詳細を知ることにより進路決定の大きな判断材料にすることもできます。
特色6企業奨学金制度も充実!
地元で電気工事士を目指す学生をサポート!
電気工事士の人材育成を目的に,工学院と支援企業の共同運営の奨学金制度があります。工学院卒業後,支援企業に就職することを条件に無利子で学費を貸与する制度です。所得制限はなく,日本学生支援機構制度との併用も可能,設定年数を超えて勤務した場合,返済の半額免除制度も受けられ,学びたい気持ちを応援する制度です。
電気技術⼯学科について
[2年課程/定員:男女30名]
こんな方に向いています!
- 理科の実験,もの作りが好き
- 警察(通信部門)や航空管制で働きたい
- オーディオ機器の配線に興味がある
- おしゃれな照明に興味がある
生活の基盤を最前線で支えるエンジニアから警察庁技官まで,
電気技術のエキスパートを養成!
“電気”は私たちの生活にはなくてはならないものですが,そんな“あたりまえ”になっている電気を安全かつ快適に使えるようにしているのが電気技術者です。電気なしでは成り立たない現代社会ではまさに不可欠の存在です。
経済産業大臣より「第二種電気工事士」養成施設として指定認可されている本学科では,発電,送電,それにかかわる設備の設計,電気を光や熱,動力に変換し利用するなどエネルギーとしての電気を扱う「強電」と,インターネットや光通信などの通信や電話といった情報の伝達媒体や回路機器制御を主に扱う「弱電」という電気全般について学び,電気業界の実務に即した授業で即戦力として活躍できるエキスパートとなる人材育成を行っています。
目指す 職業 |
電気工事士,電気主任技術者,電気工事施工管理技士,警察庁技官,自衛官,国土交通省管制技術者,放送局技術職,官公庁,サービスエンジニア,カスタマエンジニア など |
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取得可能 な資格 |
第一種電気工事士,第二種電気工事士(卒業時に付与),第一級陸上無線技術士,第三種電気主任技術者,1級電気工事施工管理技士補,2級電気工事施工管理技士補,電気通信設備工事担任者(総合通信),消防設備士 など 「施工管理技術検定」は令和3年度の制度改定により,第一次検定合格者は各級「施工管理技士補」の称号が付与されます。 |
主なカリキュラム
注目の授業をPICK UP!
配線図
第一種合格に向けて,何度も複線図を描きます!むずかしい~!!
電子工学Ⅰ
ブレッドボードを用い電子部品を繋いで回路をつくる。地道な作業~!全集中~!
電気実習Ⅱ
THE!電気工事です。施工方法で学んだ工法を実践に移します!「炎の呼吸!壱の型!合成樹脂管曲げ!!」
1年次
- 一般教養Ⅰ
- ビジネスにおける立ち居振る舞い,接遇用語,来客対応,電話応対について学ぶ。
- 電気理論Ⅰ
- 電気回路の基礎を学びます。
- 機器材料Ⅰ
- 機器の構造・性能・材料・工具の用途などを理解する。
- 施工方法Ⅰ
- 電気設備における配線工事の種類と工事方法について学ぶ。
- 法令
- 電気工事士法,電気用品安全法など法令の体系を理解する。
- 配線図
- 電気図面を正しく読み取る能力を身につける。
- 電子工学Ⅰ
- 電子の持つ性質をよく理解し,電子の電界・磁界中での運動,放電現象などについて学ぶ。
- 通信工学Ⅰ
- 無線通信,情報伝送などの基礎理論の知識を理解する。
- 電気実習Ⅰ
- 電線接続から電気機器、配線機器並びに電気工事用材料及び工具の使用方法を学ぶ。
2年次
- 一般教養Ⅱ
- 自己分析,面接等の就職対策,実務に即したビジネスメール,文書管理について学ぶ。
- 電気理論Ⅱ
- 電気回路の応用問題に取り組み,磁気,静電気など他の分野の知識を深める。
- 配線設計
- 屋内配線の設計,照明計算などを学ぶ。
- 機器材料Ⅱ
- 機器(直流機,同期機,誘導機,変圧器)の原理と性質などの理解を深める。
- 施工方法Ⅱ
- 電気工事の施工方法について,写真,イラストを参考に分かりやすく学びます。電気実習Ⅱへとつながる授業です。
- 検査方法
- 測定器の使用方法,一般電気工作物の検査方法を理解する。
- 電子工学Ⅱ
- 電子素子から構成される増幅回路,発振回路など,ディジタル回路の基礎となる回路について学ぶ。
- 通信工学Ⅱ
- 通信に関する法令を学びながら,幅広い知識を習得する。
- 電気実務
- 外部講師から、最新技術を学び電気技術者としての見分を広げる。
- 電気実習Ⅱ
- 電気工作物の検査,故障箇所の修理など,屋内配線工事における技術・知識を高める。
主な行事・資格試験スケジュール
⿅児島市若年者育成技能競技⼤会/6月
学生枠として2年生から数名出場します。授業とは違う,リアルな電気工事。選抜メンバーで1ヵ月程練習に取り組み,大会に挑みます。
宿泊研修/10月
人と自然が共存する屋久島にて,発電所を見学。地球のエネルギーを肌で感じるとともに,宿泊研修を通してクラスの絆も深めます。
天⽂館ミリオネーション設置⼯事(校外研修)/11月
鹿児島の新たな冬の定番。学生たちも校外研修として工事に参加します。寒い中での仕事ですが,頑張ります。
県内研修/1月
1・2年合同で県内各地の名所を訪れます。たまには,学校の勉強を忘れてリフレッシュ♪
1年次 | |
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7月 | ・第一級陸上無線技術士試験(前期) ※試験地:熊本 ・1,2級電気工事施工管理技術検定 ※試験地:福岡 |
8月 | ・第三種電気主任技術者試験(上期) ※試験地:鹿児島 |
10月 | ・第⼀種電気⼯事⼠試験・筆記試験 ※試験地:鹿児島 |
11月 | ・第⼀種電気⼯事⼠試験・技能試験 ※試験地:鹿児島 |
1月 | ・第一級陸上無線技術士試験(後期) ※試験地:熊本 |
3月 | ・第三種電気主任技術者試験(下期) ※試験地:鹿児島 |
2年次 | |
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5月 | ・⼯事担任者試験 |
7月 | ・第一級陸上無線技術士試験(前期) ※試験地:熊本 ・1,2級電気工事施工管理技術検定 ※試験地:福岡 |
8月 | ・第三種電気主任技術者試験(上期) ※試験地:鹿児島 |
11月 | ・1,2級電気⼯事施⼯管理技術検定 ※試験地:鹿児島 |
1月 | ・第一級陸上無線技術士試験(後期) ※試験地:熊本 |
3月 | ・第三種電気主任技術者試験(下期) ※試験地:鹿児島 |
「業務独占資格」を取得してインフラを支える技術者に