自動車工学科 department of automotive engineering

「専門士」(短大卒同等)の称号付与

自動車工学科の特色

特色1国土交通大臣から指定認可!
二級自動車整備士取得への
最短コース!

自動車は,私たちの身近な存在であり,社会にとってなくてはならないものですが,その安心・安全を守るために適切な定期点検や整備を担うのが自動車整備士です。工学院は,二級自動車整備士の「ガソリン」「ジーゼル」「シャシ」の3種類において毎年全員合格(※)をしており,自動車の「走る・曲がる・止まる」などの基本原理から専門性を深めつつ,最新の整備技術を親身に徹底指導し,高い合格率を誇っています。

※2018〜2021年度実績

01

特色2一級自動車整備士保有の
教員が鹿児島県内最多在籍!
プロ講師陣が徹底指導!

自動車の動力の多様化と安全装置の技術革新,100年に一度の変革期とも言われているなか,環境問題や技術の進化に対応できる一級自動車整備士の存在は企業にとって大きな存在ですが,その一級保有教員が多数在籍している工学院では,基礎から丁寧に指導することにより理解が深まり,時代に合わせた最新技術を学ぶことで高度な技術力を修得し,プロフェッショナルとしての自覚も育てていきます。

02

特色3実習場の面積・設備・材料・
機材は鹿児島県内No.1!
充実の実習環境!

工学院では,実際の現場で使用される多くの設備を備えた広い実習場をはじめ,ベンチエンジンや実車を使用した実務と同じレベルの実習を行っています。また,実習部品が豊富にある環境のため,納得できるまで実習を繰り返し学べます。このように実習を主体とする独自のカリキュラムで「即戦力」として通用する人材を育てています。

03

特色4南九州唯一,
「一級自動車整備士」を
目指す課程も!
時代が求める一級過程
へも編入が可能

2020年4月から,“衝突被害軽減ブレーキ”といった先進安全技術の整備を行うには「特定整備」の認証が必要となりました。高度化した自動車の故障はおのずと難解なものになるため,その対応には一級自動車整備士の思考力や技術力が非常に重要視されています。今後,ますます需要が高まる一級自動車整備士。南九州では工学院にしかない一級課程に3年次から編入することも可能(※)です。

※欠員がある場合に限る

04

特色5企業奨学金制度も充実!
自動車整備士の夢を
サポート!

自動車整備士の人材育成を目的に,工学院と支援企業の共同運営の奨学金制度があります。工学院卒業後,支援企業に就職することを条件に学費を支援する制度です。所得制限はなく,日本学生支援機構制度との併用も可能,返済の免除制度も受けられ,学びたい気持ちを応援する制度です。

05

自動車工学科について

[2年課程/定員:男女35名]

こんな方に向いています!

  • 自動車・バイクが好き
  • 自分や両親の車を自分で整備したい
  • 車の事で困っている人を助けたい
  • カスタムカーについて知りたい

「プロを教えるプロ」が,
基礎から診断技術まで,
徹底サポート!

Car Doctor(カードクター)と呼ばれる自動車整備士は,自動車が“あたりまえに何事もなく”動くことで,乗る人の命を守る役割を担っていますが,これまでの整備方法から「コンピュータで診断する」時代に移り変わり,多様化・複雑化する高度なシステムを適切にメンテナンスするには,安全管理や環境保全に精通したスキルが求められます。
工学院では,それらに対応できる一級自動車整備士資格教員が4名在籍しており,基礎から最先端の技術までゼロから丁寧に指導を続けることで,自然と知識と技術が身につくカリキュラムになっています。

目指す
職業
販売店メカニック,自動車検査員,自社工場経営 など
取得可能
な資格
二級ガソリン自動車整備士,二級ジーゼル自動車整備士,二級自動車シャシ整備士,二級二輪自動車整備士,電気自動車等の整備業務に係る特別教育,中古自動車査定士(小型),危険物取扱者,電気溶接技術者 など

主なカリキュラム

注目の授業をPICK UP!

整備作業Ⅰ

実習の最初は,工具や自動車の取り扱い。慣れるにつれて,作業の難易度が上がります。でも,みんな楽しそう!

整備作業Ⅰ(接客応対)

人と喋るのも,社会人の仕事。お客様に車の説明をする練習。最後は,先生がお客様役。どこまで,できるかな?

整備作業Ⅱ(バイク実習)

2年間でエンジンやさまざまな部品の脱着,構造理解を行います。工学院では,バイク実習も充実しています!

1年次

ガソリン構造
ガソリンエンジンの構造,作動(本体,潤滑,冷却,制御等)の理解。
ジーゼル構造
ジーゼルエンジンの構造,作動(本体,潤滑,冷却,制御等)の理解。
シャシ構造
動力伝達装置(トランスミッション等)を構成する各機構の構造,作動の理解。
電気
自動車電装品(充電,始動,点火等)の構造,作動に利用されている電気・電子の基礎の理解。
基礎工学
自動車の荷重分布・走行抵抗力・材料の機械的性質などの理解。
機器
自動車を整備する上での工具,エンジン点検・調整機器の構造,取り扱い,保守等の理解。
工作作業
安全作業,各工作機器,各工作機具の正しい取り扱いを習得する。
測定作業
各計測機器の正しい取り扱い,各測定器の正しい読み取りの理解。
整備作業Ⅰ
分解作業によりエンジンの構造,分解した部品の作動の役割を理解。

2年次

ガソリン整備
ガソリンエンジンの電子制御装置の基礎知識を理解。
ジーゼル整備
ジーゼルエンジンの電子制御燃料装置の構造,作動を理解。
シャシ整備
電子制御された動力伝達装置の仕組みを理解。
電装品整備
電装品の一般知識を理解。
燃料・潤滑
熱機関に使用される燃料・潤滑に必要な条件および性能について理解。
性能
自動車の性能に関わる項目の理解。
検査
道路運送車両法の理解。
法規
道路運送車両の保安基準の理解。
整備作業Ⅱ
エンジン点検・分解・組立・調整・検査・故障探求を習得する。
検査作業
1年点検の一連の作業が効率よく行なえ,適切なお客様対応を身につける。

主な行事・資格試験スケジュール

福岡モーターショー/12月

2年に1度,日本でモーターショーが行われています。そこで,今後の新型車の情報を収集しこれからの自動車について考え,今後の勉学に活かしています。

自動車工場見学/12月

自動車メーカーの工場を見学し,組み立ての時の行程や様子を知ることで自動車が作られる中で,何が重要なことなのかを考え,整備の中で活かしていきます。

ディーラー企業説明会/10月

販売車を持って来校の上,自社の説明を行っていただき,その後,実際に企業見学に行くことで進路を決定していきます。

1年次
8月 ・フォークリフト運転技能講習 ・玉掛け技能講習 ・アーク溶接特別講習 ・ガス溶接技能講習
11月 ・危険物取扱者
12月 ・中古車査定士
2年次
9月 ・電気自動車等の整備業務に係る特別教育
3月 ・二級ガソリン自動車整備士 ・二級ジーゼル自動車整備士 ・二級自動車シャシ整備士